新梅田食道街75周年×NOSTALVIA インタビューコンテンツ2
鉄板を囲めば、距離が縮まる
“おいしい”でつながる交流の場
-お店の歴史や特徴について教えてください。
A.店主の木地一平さん
1954年に祖母がこの場所でスタンドバーをスタートし、1970年の大阪万博を機に親父が脱サラをしてお好み焼き店へと業態変更。お好み焼きは、鉄板を囲んでみんなでシェアしながら食べる料理です。「お好み焼きを通して、人が集まる語らいの場を作りたい」という親父の想いを受け継ぎ、3代目の僕も人の温もりを大切にしながら営業しています。
-人気の品やいち押しのメニューは?
A.
初めて来店した方は、ぜひ豚玉を食べてほしいです。「豚玉に始まって豚玉に帰る」と、よく親父が言っていました。カッコ良すぎる言葉なので、僕はあまり使いたくないですが、豚玉はシンプルだからこそ、ダイレクトにお店の魅力が伝わる定番メニューだと思います。長く営業していると、親子3世代で来店してくれるお客さんもいて。うちの定番が家族の味になっている様子を見ると、なんだか心が温まりますね。
-大阪の飲食店やグルメの魅力とは?
A.
グルメもアミューズメントも街の人も、全部引っくるめて大阪自体がイベント会場のようだなと思います。もちろん、僕らがいるこの新梅田食道街も。どのお店も個性豊かで、串カツ、たこ焼き、立ち飲み、寿司、洋食、中華、もはや食のテーマパークですよね。70年以上もお店を続けられたのは、互いに助け合える関係性を築いてきたからこそ。僕らにとって新梅田食道街は、人の温もりがあふれる大切なチームです。
松葉総本店

