バスクシャツメンズに人気なのはボーダーより無地!着こなしも紹介

今年、バスクシャツが人気です。
なぜバスクシャツが人気なのかというと…
シンプルなのにTシャツよりも雰囲気をただ着るだけで出せる。
Tシャツよりも生地がしっかりしていて長持ちする。
ということもあるのですが、
それ以外にもバスクシャツには歴史と奥深さがあるからなんです。
バスクシャツって知れば知るほど欲しくなってしまう。そんなアイテムなんです。
そこで今回は、バスクシャツを買おうか迷ってるあなたに、90年代からバスクシャツを愛してる私が、バスクシャツの魅力について紹介します。
この記事を読んでいただければ、クローゼットにはバスクシャツが知らない内に増えているはず。笑
そもそもバスクシャツって?実はこんなに歴史と奥深さが

服好きのある程度の年齢の人からするとバスクシャツって聞くと
「あーアレね!」
ってだいたい同じ物を想像できると思うのですが、バスクシャツという言葉を聞いても、
(シャツ…前にボタンがついてる?)
とか思ったりしますよね。
バスクシャツというのが正式名称で、ボートネックとか言われてたりします。
そもそもバスクシャツとは何なのかというと…
バスクシャツの由来はバスク地方のある職業の人が着ていたことから

ほどよい厚みのコットン素材、そして着るだけで「こなれてる」と錯覚させてくれる魔法のトップスバスクシャツ。
でも、そのルーツはめちゃくちゃ硬派。19世紀のフランス海軍の制服として採用していた、れっきとした「働く男のユニフォーム」なのです。
「バスクシャツ」その名の由来は、フランスとスペインの間にまたがるバスク地方から。海に囲まれた地域で、漁師さんたちが
「潮風に負けない丈夫なシャツが欲しい!」
という願いから誕生したのがバスクシャツなんです。
バスクシャツにボーダーが多いのは海をイメージ…ではなく

バスクシャツというと代表的なのがボーダー柄。
バスクシャツの有名ブランド、ルミノアやセントジェームスでもまず真っ先に思い浮かぶのがボーダー。
この独特のボーダー柄もあって、バスクシャツは海のカジュアルのイメージもありますよね。
でもこのバスクシャツのボーダー柄も、ただのファッション性でボーダーになっているのでは無いのです。
なんとこのボーダーの意味は
“海に落ちた仲間を見つけやすくする”
っていう実用的すぎる意味があったとか…!
おしゃれのためじゃなかったんかい!とツッコミたくなりますよね♡
そう、実はあのボーダー柄にもちゃんと意味があったのです。
バスクシャツはオシャレ。そのイメージを作ったのが画家のあの人

バスクシャツを着ている人はなんか雰囲気あってオシャレ。そんなイメージありますよね。
ここで登場するのが、あの“芸術の暴れ馬”パブロ・ピカソ。
実は彼がバスクシャツをこよなく愛していたというのは、知る人ぞ知るお話。
写真を探せば、ピカソがご機嫌にバスクシャツを着ている姿がたくさん出てきます。
たぶん彼、「今日はキュビズム描くか~」みたいな日でも、着てたんでしょうね。(しらんけど)
ピカソが愛したことで、アーティスティックなイメージがバスクシャツにプラスされ、じわじわと“知的で粋な人の制服”みたいになっていきました。
そこから時を経て、ジャン=ポール・ゴルチエやオードリー・ヘプバーンなど、ファッションアイコンたちにも愛用されていきます。つまり、バスクシャツ=“おしゃれ”というわけです。
正直な話、バスクシャツって「シンプルなのに洒落て見える」っていう、ちょっとズルいアイテムなんですよね。
Tシャツほどラフすぎず、シャツほどキマリすぎない。カジュアルなのにフレンチシック。
しかも、なんとな~く“アート分かってます風”にも見える。ピカソの恩恵、ここに極まれり。
ちなみに私の夫が、バスクシャツを着た日は「パリの市場でパン売ってそう」って言っちゃいました。(実際は食パン焼くのが限界)それくらい、雰囲気だけで“こじゃれ感”が出せるので、一枚持っておいて損なしです。
というわけで、バスクシャツはただのボーダーTシャツじゃないのです!海とアートと歴史がギュッと詰まった、実は超筋金入りの名品なのです。
次に袖を通すときは
「これピカソも着てたんだよね〜知ってる?」
「このボーダーにもちゃんと意味があるの知ってる?」
「バスク地方ってどこにあるか知ってる?」
なんてさりげなく言えば、彼女にウザいと思われるかもなんでご注意を。
バスクシャツの重ね着インナーになにを着る?正解は…

これはバスクシャツを買ったほとんどの人が通る道なのですが、ちゃんとしたバスクシャツはガシっとした素材なので、インナーを着ようとするのですが、
「あれ?なんかインナーのTシャツがめっちゃ見えててなんか変…」
そう、バスクシャツ特有の横に広がった首周りのボートネックのせいでインナーに着たTシャツが必要以上に見えてしまうのです。
バスクシャツはどこか“潔さ”のあるアイテム。
首元の横に広がったボートネックに、袖がすこし短めで、まさに“シンプルの極み”!
な・の・に、
一番のポイントでもあるボートネックからインナーが見え過ぎてしまうとせっかくのバスクシャツの雰囲気がぶち壊しに。
というわけで「バスクシャツのインナー、何が正解なのか問題」を解決しましょう。
バスクシャツのインナーの正解はタンクトップ一択!

結論から言います。バスクシャツに合うインナーは、ずばり“タンクトップ”一択。
しかも、無地のコットン素材が大正解。
特に白・黒・ベージュあたりが、もうめちゃくちゃ優秀なんです。
「えー!タンクトップって地味すぎない?オシャレ感出なくない?」
って思ってますか?思ってますよね?笑
疑心はわかる!
だけど、バスクシャツってそもそも“主役気質”なんです。
厚手のしっかりした生地感、クラシカルなボートネック、横に広がるボーダー柄…これ、舞台でいえば堂々たるセンター。
脇役が出しゃばったら舞台が台無しなのです。
つまり、タンクトップという“静かな実力派”こそ、主役を引き立てる名バイプレイヤーなのです。
タンクトップならバスクシャツを着てもチラ見えスッキリ

なぜタンクトップがバスクシャツ向きなのかというと…
まず、『ボートネックからインナーが見えにくい』これが最大のメリット。
UネックやクルーネックのTシャツだと、ちょっと動いただけで首の両端やリブ部分が
「ハミ出ました〜!」
となりがち。
でもタンクトップなら、はみ出してしまう心配はほぼゼロ。潔く着られて、見た目もスッキリです。
ネックラインの両端からタンクトップのショルダー部分がチラっと見えたとしても、タンクトップなら体にフィットしているので、おしゃれなレイヤード風に見せてくれます。
見た目だけじゃなく、タンクトップなら汗もこっそりガードしてくれます。
バスクシャツって意外と厚手で通気性はそこまで良くないんです。だから春先や秋口に着るとじわっと汗ばむこともあります。
そんなとき、タンクトップが密かに吸収してくれる。
汗や暑さを表に出さないこの気配り…もう、これは惚れる。
あと意外と重要なのが袖ぐり問題です。
バスクシャツって、袖が少し短かったり、太めだったりで、長袖インナーと相性が悪いことがあるんです。
チラ見えしたときに「部屋着かな?」って思われたらショックではないですか?
その点、タンクトップは袖もなければ言い訳もいらない。着るだけで“わかってる感”が出ます。
「はいはい、無地のタンクトップね」
って思って侮ることなかれ。選ぶポイントを押さえておけば、シンプルでも“抜かりない感”を演出できます。
バスクシャツ重ね着のインナーに使うならこんなタンクトップがおすすめ
①厚手コットン素材を選ぶべき
生地がペラペラのものだと下着っぽさが出ちゃいます。だからちょっと肉厚で肌触りが良く吸湿性の高いコットン素材が◎UNIQLOとか無印あたりでも探せば優秀な一枚が、いっぱいあります。
②肩幅が広すぎないものが◎
タンクトップにもいろんな形がありますが、バスクシャツのネックラインから見えにくい、細めの肩幅のものが理想。見えちゃったとしても、「あ、あえてね」と思わせる絶妙なバランス感が大事。③カラーはバスクシャツと同系色が見た目も良い。
ホワイトかグレーのタンクトップなら、ホワイト系ベースのバスクシャツには相性良し。ブラックのバスクシャツの場合は、ブラックのタンクトップというように、バスクシャツと同系色のタンクトップを着れば悪目立ちしません。着替えながら「インナーどれにしよう…」って悩む時間、かなり減ります。バスクシャツって、ただのボーダーTじゃなくて、着る人のセンスが問われるアイテム。
だからこそ、インナー選びはめちゃくちゃ重要。
チラ見えしたインナーにセンスが出るって、ちょっと怖いけど…逆に言えば、タンクトップひとつで「この人、分かってるわ〜」と思わせられるチャンスです。
バスクシャツ×タンクトップ、これはもう“フレンチシックの黄金比”ってことで決定です♡
バスクシャツのサイズ感はちょっとゆったりめが気分

若い世代の人たちにも定番アイテムとなりつつあるバスクシャツ。
でも、その“定番”ってのが、たまに難しいんですよね。
ベーシックすぎて、着こなし次第で“制服感”が出ちゃったり、「海軍ぽくない?」みたいな雰囲気になっちゃったり(海は好きだけど、入隊する気はない)。
言うなれば「バスクシャツは、ちょっとゆるめに着る」がベストです。
ぴったりサイズも悪くないけど、今っぽさや抜け感を出したいなら、ワンサイズアップくらいがちょうどいい。
この『ちょっと余裕ある感じ』が、リゾートっぽさや、肩の力が抜けたフレンチシックを演出してくれます。バスクシャツのルーツとなった、19世紀のフランス海軍。
彼らはジャストサイズでビシッと着てたわけで…それはそれでかっこいい。
だけど今目指してほしいのは「週末はニースの海辺でブランチ」って感じの、リラックス×洗練のMIXコーデ。
この雰囲気を出すには、やっぱり“ちょっと余白のある”サイズ感がカギとなります。
袖がふんわり落ちて、ボートネックから鎖骨がちらり。ボトムスにはリネンのパンツやデニムのショートパンツ。
風が吹いたらシャツがふわっと揺れる…そんな妄想してたら、エールフランスのチケット検索しちゃいそうな勢いです(予定は未定)
ゆったりめこそバスクシャツの形や素材感が活きる!
では「なぜ、ゆるめサイズがしっくりくるの?」ってなりますよね。これにはちゃんと理由があります。
バスクシャツの生地はしっかりしてるんです。
目が詰まってて、重みもある。
だからこそ、身体にぴたっと沿うより、空気を含んで揺れるくらいの余白があるほうが、素材の良さが活きてくるのです。
そしてボートネック特有の横広がりのネックライン。
これを、ぴたっと着ると肩のラインが出すぎてなんだか妙にガッチリ見えたり、肩幅だけ強調されちゃったりすることも。
でもゆったりめなら、“抜け感”という名の魔法がかかって、肩のラインも柔らかく見えて、ちょっとセクシーなんですよね…♡
それに、体型の微妙なお悩みもこっそりカバーしてくれるからありがたいんです。
お腹まわりが気になるときは、「今日はちょいゆるで♪」って自分に言い訳できます笑この“心のゆとり”があるところも、バスクシャツの偉大さです。
また着こなしのコツとしては、リラックスだけど、だらしなくないバランス感が重要。「ゆったり=ただの大きめTシャツ」にならないように、“きちんと見える工夫”も忘れずに。
たとえば裾をボトムにちょこっとタックインするだけで、急にバランスが整う。ボトムスもタイトなシルエットより、バスクシャツに合わせてちょっとワイドめなパンツを合わせるとさらに雰囲気アップ。
足元をローファーにすると、一気にフレンチ感が増して、「今日の服、ちょっとおしゃれじゃない?」ってコーデした自分を褒めたくなります。
さらに、アクセサリーを一点足すのもおすすめ。シルバーのバングルや、ペンダント小ぶりなネックレスとか、存在感のある小物をひとつ投入するだけで、
“ただのボーダー”が、“余裕ある男の休日ルック”に昇格。
あと地味に重要なのが、袖を少しロールアップすること。これ、ほんとに魔法みたいにこなれて見えます。
「袖まくりするだけで?」って思うでしょ?
ほんとです。騙されたと思ってやってみてください。余白は、着こなしのセンスです。
おしゃれって、“ちょっとした余裕”がものを言うと思うんです。時間の余裕、心の余裕、そして服の余裕。
バスクシャツのサイズ感も、そのひとつ。ジャストサイズにきちんと着るのも素敵だけど、ほんの少しのオーバーサイズが生み出すリラックス感って、見た目だけじゃなくて気持ちにも効くんですよね。
「今日、なんか風が気持ちいいな」って思える日には、ふわっと風をまとえるようなゆったりしたバスクシャツ、着てみてください。きっとその日は、ちょっとだけリゾート気分です♡
バスクシャツはやっぱりボーダーの方がいいの?

ファッション好きの人に「バスクシャツといったら?」と質問したら、即答で
「ボーダーでしょ!」
って返ってくるくらいバスクシャツのボーダー柄は定番中の定番。
特に90年代〜2000年代前半にかけては、バスクシャツ=白×ネイビーの細ボーダー、っていうイメージが鉄板でした。
その頃って“アニエスベーを着こなす男性”が憧れだったりしませんでしたか?アニエスのボーダーが流行っていたこともあって、ルミノアなどのバスクシャツもボーダーが人気だったのです。
みんなボーダーのトップスにロールアップジーンズ履いて、ローファーを足元に合わせたり…
2020年代のバスクシャツはボーダーよりも実は無地が!
さて2020年代になってバスクシャツの人気な柄はどうなったのかというと…
ボーダー人気はいまだ健在だけど、じわじわと支持を集めているのが「無地のバスクシャツ」なんです。
「え、ボーダーじゃないバスクシャツなんてアリ?」
って思う方もおられますよね。
アリどころか、ボーダーよりも無地の方が人気が急上昇中。
無地になると、バスクシャツの魅力であるシルエットや質感、ネックラインの美しさがさらにぐっと引き立つんですよ。
つまり、“素材で勝負”してる感じです。
無地のバスクシャツは、どこか“ニュートラルで余白のあるおしゃれ感”があって、ボーダーほど主張しない分、小物やアクセで遊べるのも魅力。
シルバーアクセサリーや、シックな色合いの靴を合わせると、グッと今っぽくなるから不思議。
また、SNSでもインテリアでもファッションでも「抜け感」「余白」「ニュアンス」が時代のキーワード。
要するに…盛りすぎず、でも地味じゃないっていう絶妙なバランスが求められてるんです。
そんな今の時代の空気感にぴったりフィットするのが、無地のバスクシャツ。
「パッと見はTシャツだけど、実はちゃんとバスクシャツ」という玄人感がたまらないです。
あとはやっぱり、着回し力の高さが重要。
ボーダーって頻繁に着てしまうとどうしても「いつも同じ服を着てる人」との印象を持たれやすいけど、無地だとそんな心配はゼロ。シンプルなのに、ちゃんと“わかってる”っぽい。これは、最高の褒め言葉だと思います。
無地とボーダーのバスクシャツって結局どっちが正解?
じゃあ結局、無地とボーダーどっちが正解なの?…って聞かれると、
「どっちも正解♡」
と答えたくなるのがバスクシャツの懐の深さ。
ただ、以前は「絶対ボーダーじゃなきゃ!」と思ってた人が、今は無地に惹かれてるって流れは確実にある。
それってきっと、ファッションを“目立つためのもの”から、“自分らしくいられるもの”へと捉え直してる証拠です。
無地を選ぶことで、自分のムードやスタイルにもっと自由になれる。
ボーダーが「見せたい俺」だとしたら、無地は「心地いい俺」って感じでしょうか。笑もともとはフランス海軍の制服だったバスクシャツ。
でも今は、海じゃなくても街でもカフェでも、どこでも似合う。バスクシャツはそんな風に、“実用”から“ファッション”へ進化した奇跡のトップスなんです。
結局どっちが良い、じゃなくて、『今の自分にフィットするのはどっち?』って問いかけるのが一番大事です。
ボーダーの日は「今日はちょっと元気です」っていう自己紹介。無地の日は「今日はちょっとクールに、でも柔らかくいたいな」っていうニュアンス。どちらもバスクシャツの魅力に変わりなし♡あなたの気分で選べば、それが一番おしゃれなのです。
バスクシャツで有名な3つのブランド。ただお値段も少々…

バスクシャツ=ボーダーのシャツねってなんとなくイメージがある人、多いと思うんです。
90年代にファッションに敏感だった人なら、バスクシャツの有名ブランドは2つほどパッと思い浮かぶはず。
そうなんです、バスクシャツにも有名な3つのブランドがあるのです。
SAINT JAMES(セントジェームス):バスクシャツの代名詞的ブランド
フレンチマリンの王様といえばココ!
1889年創業、フランス・ノルマンディー地方で生まれたブランド。
なんと130年以上の歴史!…って、もう“老舗”とか通り越して文化遺産(笑)
セントジェームスの代表作といえば、定番中の定番「OUESSANT(ウエッソン)」。
しっかりした生地感で、洗えば洗うほど身体になじむ。あの、ガシッとしたコットンの頼もしさ。まるで“洗濯にも強いフランス”って感じ(どんな例え)。
ピカソやジャン・セバーグなど、錚々たる芸術家や女優が愛したことでも有名です。
ボートネックの絶妙な開き具合と、体に沿わない直線的なフォルム。
これがもう、着るだけで「ちょっとパリ」な気分になれるんです。あと何気に丈夫すぎて、洗濯機でガンガン回してもぜんっぜん平気。ありがたさがしみるやつ。
ORCIVAL(オーシバル):ミツバチのロゴで女性ファンも多い
フランス発の“こなれマリン”代表選手。
こちらは1939年創業のブランドで、蜜蜂のマークが目印。実はオーシバルも、フランス海軍の制服として採用されていた過去を持つ、本格派のマリンブランド。
セントジェームスよりも、少〜しやわらかめの生地感。「バスクシャツを着たいけれど、あのゴワゴワ感がちょっと…」という方には、オーシバルのしなやかボーダーがぴったり。
着心地がいいのに、ちゃんとフレンチっぽさもあって、ほんのり女性らしいニュアンスが出せるのも魅力。
あと密かにうれしいのが、サイズ展開が豊富なこと。XS〜Lまであるので、「サイズ感で迷子になる問題」が起きにくいのもポイント高し。
ルミノア(Le minor):着心地の良さで通好みのブランド
『人とちょっと違う』を狙いたい人におすすめ。
ルミノアもフランスで生まれたバスクシャツのブランド。ルミノアもセントジェームスと並んで90年代には大人気だったブランド。実は創業は1936年とめっちゃ老舗。
「通はルミノア」って言われることもあるくらい、今でも人気があるブランド。
生地は他の2ブランドよりも少し薄手で軽やかなので着心地良し。フレンチブランドらしい上品さとナチュラルさが魅力で、シルエットが全体的にすっきりしてるのが特徴。
あと、カラバリもやや大人めで、くすみ系やニュアンスカラーが最高♡「他人とかぶりたくないけど、ちゃんと本格派が着たい」って人には、ルミノアがしっくりくるはず。
ただ有名ブランドのバスクシャツはちょっとお値段がお高いのが。
ただし…お値段は、ちょっと“バスクショック”?
ここまで「セントジェームスもオーシバルも最高〜!」って語ってきましたが…。
現実は、ちゃんと見ておこうか。
そう、お値段よ。
セントジェームスのウエッソンで1枚1万4,000円前後、オーシバルもだいたい1万2,000円前後と、お手頃なユニクロ価格にはちょっと戻れないゾーン。
最初見たとき、私も心の中で「え?ボーダーにこの値段?」って思いました(ごめんフランス)。
でも、ですよ。でもね。
このアイテムたち、とにかく長持ちするんです。セントジェームスに至っては、「10年選手です」とかザラに聞くし、下手したら親子でおさがりできるレベル。
そう考えると、1年あたり1,400円くらいのコスパ感になるかも?(節約とコスパは大切です)
それに、「今日はなんか気合い入れたいな」って日の「勝負トップス」にもなるし、無地ボトムに合わせるだけで様になる。
だから意外と時短ファッションにも一役買ってくれます。
バスクシャツの有名ブランド、確かにお値段はちょい高め。
でもその分、自信があるのです。
1枚持ってると、なんとなく「服ちゃんと選んでます」って感じが出る“静かに語るオシャレ力”です。
だから私はこう思ってます。「高いけど、満足度も高い」って、“高コスパ”じゃなくて“高満足”これって、大人の服選びでけっこう大事じゃないですか?次にボーダーを探すときは、セントジェームスやオーシバルの名前、ぜひ覚えておいてくださいね♡
そしていつか「これ、高かったけど買ってよかった〜」って思える日がくるはずです。ボーダーに込められたフレンチ魂、着てみる価値ありです♡
バスクシャツは普段Tシャツをよく着る人にこそ着てみてほしいアイテム
今回の記事ではバスクシャツについて紹介しましたが、バスクシャツこそ、Tシャツを普段からよく着る人にこそ着てほしい。そんなアイテムなのです。
なぜなら、Tシャツよりもバスクシャツの方が経年変化を楽しめるからです。
言うなれば、バスクシャツは1シーズンめよりも2シーズン~3シーズンと時間が経った後の方が愛着が湧き、生地も柔らかくなって着心地も良くなってくるからです。
Tシャツの場合は時間が経ってくると首元がヘタれたり伸びたりしますが、バスクシャツはもともとボートネックなのでTシャツほど首元がダルダルになったりすることも無いです。
Tシャツの場合は愛着が湧いてくるころにはもうクタクタ…なんてよくありますがバスクシャツはちょっとクタっとしてからこそが一番かっこよく見える始まりなんです!
なのでシャツではなくTシャツやスウェットの方が好きという人にこそバスクシャツを着てみていただきたいです。洗濯するのが楽しみに。洗濯するたびに好きになっていくので。
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